長期投資について思うこと
今日は長期投資について軽く考察してみた。
結論からいうと、長期投資は、銘柄選定によるが基本的には
かなり分が悪いといえる。
第1に、経済にはサイクルが存在していて、いつでも上げ調子ではない。
逆に下げ調子が続くこともない。これが意味するのは、こうした経済のサイクル以上に長期で持つことは、どのポジションで保有してもいつか確実に負けるサイクル期にも保有し続けてしまうという事である。
第2に、特にこれは大型株や優良企業に言える事だが、こうした株はどんどんと巨大化する為である。どういう事かというと、上場維持を希望しつつ大きくなる企業は例外なく株数を増やす。単純な株式分割ならば流動性があがるだけで大きな問題はないが、議決権行使やMSワラントとなると話は別である。これらは株の希薄化を意味する為、基本的には株価が下がる事となる。
これらの2つの理由からオレは【度を超えた長期の投資】には魅力を全く感じていない。
例外
①株を購入した金額分を、数年間の優待や配当で受け取った実質恩株状態となった株の保有継続はアリ。（但し資金効率は最悪）
②長期投資に対しては否定的だが、超富裕層が行っている長期保有は余裕でアリ。
